僕が電話を嫌いな理由

電話が掛かってくるのが嫌いだ

独り暮らしで部屋に固定電話を引いてなくて携帯電話がないと
親や会社と連絡がつかなくなるから仕方なく持っているが

電話の着信音が鳴ると途端に「うげっ」という気分になる

そんな気持ちになってしまうのは私だけだろうか。

それは別に大体面倒な用件だったりするとか
普段掛かってくることがないからビックリするとか
そんなことではなくて

単に自分の時間に割り込まれることに対して不快感を覚えるのだ

ひょっとしたら緊急の用件なのかもしれないが
何の話か分からないけどうるさく鳴り続ける電話に出ないわけにもいかず
自分の作業している手を止めてそっちに気を回さなければいけないことに
何だかとっても嫌な気分になるのである

そういえばいつだったか
タモリさんも電話は嫌いだと「いいとも」で言っていた

有無を言わさず人の時間に割り込んでくるもので
しかも音が鳴り続けるので「後で」とすることもできない

後回しにするにも一旦着信に出て「悪いけど後で」と言わなければいけない

必ずその時の自分の時間を邪魔されることになるから電話は嫌いだと

何か同感なのである

特に忙しい人にとっては、すぐに連絡の取れる電話とは有効なツールでもあるのだろうが
逆に別の案件に掛かっているのを邪魔されるという意味合いもあるのだ

「7つの習慣」に書かれていた「4つの領域」の話でいくと
電話は「緊急だが重要ではない」領域、すなわち第3領域に属する

そして、同書では、その領域についてはできるだけ労力を割かないようにすることが推奨されている

鳴っている電話は確かに緊急性が高いが
用件は出てみるまで重要か重要でないか分からないので
とりあえず重要でないものとして見なす

その上で、明らかに重要だと思われることを優先して取りかかるのである

先日、一番大切なものはお金ではなかったという記事を書いたが

今後、有限の時間が何よりも大切になっていくとすれば
その時間に強引に割り込む電話というツールの持つ意味も変わってくるはずである

携帯電話はもはや電話と言うより
色んなことができる端末に、機能の1つとして通話機能もあるという位置づけになってきている

おそらく電話という概念や方法がなくなることはないだろうが
それが持つ意味は少しずつ変わっていくのではないかと思うのである

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