よく言われますよね。
「誰が言ってるかじゃない、何を言ってるかで判断しろ」って。
嫌いな奴から言われてることでも、正しい内容なら受け入れるべきだと。
この前上司にも言われました。
何かセミナーとか行かされた先でも、講師が同じこと言ってました。
正直、しょーもないとしか思えないです。
そんなことあるわけないだろと。
じゃあお前は、俺からお前の短所を指摘されたら素直に聞くのかと。
上司という肩書を背景にして言ってるだけだろと。
セミナーの講師だって、「何とかかんとかコンサル」みたいな肩書で頼まれてるんだろうと。
「誰が言ってるか」が重要じゃないなら、そもそもお前に話なんか来ないだろと。
そう思うわけです。
「誰が言ってるか」っていうのはつまり、言ってる内容の正しさを担保するものなんですよね。
年上でキャリアもあって上司の俺が言うことだから正しいと思って聞け。
何とかコンサルって肩書でそういう仕事を専門にしてる人だからセミナーを聞け。
そういう観念がすでに前提としてあるのに、「誰が言ってるかより何を言ってるかを重視しろ」とか言うわけです。
これって頭悪くないですか。
「誰が言ってるかが重要」
そう考えるようにすると、自分の普段の行動も気をつけることができるようになります。
自分の意見を「正しいもの」として人に聞いてもらうためには、普段から誠実でなければならないからです。
自分の言葉に説得力を持たせるためと言い換えてもいいでしょう。
ちゃらんぽらんな奴の話なんか誰もまともに聞いてくれるはずはありませんね。
でもちゃんとしてる奴の言葉なら、それなりに真剣に聞いてくれるはずです。
いつか来る、なにか声を上げたい時のために普段の行動には十分気をつけておけ。
そういうことですね。
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