新卒一括採用っていい加減何とかなんないの?

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「アウトロー採用」がもたらす、人と関わり、破壊され、進化する組織 “マネジメント”からの逃走 第2回:PRESIDENT Online – プレジデント

就活における違和感はずっと前からあったが、この記事を読んだ時が一番スッとした感覚を覚えました。

既存の枠組みでの「就活」に馴染まずに、アウトローと呼ばれるはみ出し者状態となる者たち。
しかし彼らは、決して人生を楽観的に考えているわけでもなく、また無計画なわけでもなく、ただ違和感を抱く現状にどうしても自分を合わせることが出来ずにもがいているだけ。

その違和感の原因は、きっと産業構造の変化だとかビジネス感覚の変化だとか、そういうもので捉えたほうがいいんじゃないでしょうか。つまりは、昔ながらの考え方での働き方、雇い方がすっかり崩壊しようとしているということですね。

記事の中でも触れられていますが、バブルの後の「ただがむしゃらに働くことが必ずしも成果に繋がらなくなった」時代が最近特にいろいろな構造の中で中核化しているように思います。

供給過多の状態において、顧客に選ばれるにはオリジナリティとか独自性とか差別化とかそういうものが必要になってくるのに、肝心の働く人を雇う段階においての選択がいまだに旧来の方法と考え方で運用されているという錯誤。

俺の会社でも、10年近く前と同じ方法での新卒採用活動を続けています。適性検査とかストレス耐性テストとか、使うツールが多少なり変わっているだけで、やり方自体は全くと言っていいほど変わっていませんね。

合説なり単独説明会なりをやって履歴書を提出させて、書類を見た感じの印象と説明会時の何となくのイメージで選び、面接でも定型の質問の中からいくつか選んで聞いてみてこれまた何となくのイメージで最終選考に進む学生を決める。
最終選考でも社長が面接した後に、面接時間延長としての食事会に連れて行く…という。

求める人物像なんてものも全く変わりありません。責任感がどうとか素直とかそんな漠然としたものだけ。
これからは女性の力も大事だーって女性採用にも乗り出したりしてますが、選考の方法も変わってないし、求める人物像通りの人かどうかを判別する選考はやってないし、合否を決める基準も相変わらず曖昧なまま。

俺が新卒採用担当を降りてからもう3年くらいになりますけど全然変わってないのです。

新戦力を取り入れるとか言ってる割に、それを選択・決断する基準も方法も不透明とかどうするつもりなんでしょう。

…と、記事を紹介するはずが会社への愚痴になってしまいました。
それでも、おそらくどこの会社でも大なり小なりあることでしょうから、読んでおけばぬるま湯状態の会社の方針に疑問を抱くことができるんじゃないかと思います。

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